今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 851)ちくわ天うどん

 

ちくわよちくわ どうしてお穴があいてるの

 

相田みつをの詩にありそうだけど、なんのこたぁない、忍者ハットリくんの獅子丸の歌である。安孫子先生の傑作はなぜかインドで大人気でアニメが逆輸入されている。

 

ちくわに穴があいているのは、きゅうりやチーズを入れるためではなく、魚のすり身を棒に巻きつけて焼くからである。練り物なので、自然とおでんが主戦場となる。

 

さて、本日の朝食はうどん。こちらはかけうどんでも揚げ玉と生姜をトッピングしてくれるので、かけでもいいんだけど、珍しく胃腸の調子がいいので、揚げ物を物色。

 

鶏天も魅力的だけど、そこまでいくとちょっと重いかな。ここはひとつ、ちくわ天にしよう。こちらのちくわ天は初めてなので楽しみだ。茹で上がりを楽しみに待つ。

 

登場したのは、かけうどん&バットに別盛りのちくわ天。半裁のちくわは中々の長さで、丼ぶりにすんなりと入らない。ちくわ天に塩をひと振りしてガブリと噛みつく。

 

素揚げに近いけど、サクサク、ふわふわ。魚の塩っけがあるので、塩は不要だったかな。ともあれ、モムモムと咀嚼しつつ、ちくわ天をうどんにのせ、食事を加速する。

 

 

ここでダシをゴクリ。浸透圧が血液と同じなのではないかと思うほど、しみじみ体にしみわたる。店員さんは東南アジア系だけど、和の心を感じずにはいられない。

 

あるいはインドの方なら獅子丸を知ってるかも。などとどうでもいい妄想をしつつうどんをすする。吸えばツルツルとして、噛めばもちもちが楽しい。讃岐に感謝する。

 

ちくわ天は、全円か半裁か店によるけど、全円だからといってストローがわりにツユを吸うと、ヤケドする。半裁を愛でつつ、麺とともに楽しむのがちょうどいいかな。

 

ごちそうさまでした。