今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 530)サーモンオイル焼定食

 

鮭とサーモンの違いは、何度調べても忘れてしまう。ざっくりと鮭は生食できず、サーモンは生食できるなんて区分もあるし、サケなのかマスなのか、よくわからない。

 

ともあれ鮭はおいしい。脂の乗った身は言うまでもなく、皮の味わいについても、水戸黄門前田利家など古くからのファンが多い。思い出すだけで、ヨダレが出そう。

 

で、本日はサーモンのオイル焼き。大ぶりな切り身は、うっすら焦げ目がついて香ばしい香りが。薄ピンクの身はまさにシャアザクの色合いで、通常の3倍おいしそう。

 

箸を差しこめば身ばなれよく、サケの語源は身が裂けやすいからという説があるのも頷けます。ひと口食べると、淡白な身と脂の旨みが弾けてオカズヂカラ抜群です。

 

鮭だろうとサーモンだろうとかまわない。この味への渇望は日本人のDNAレベルで刻み込まれているのではないか。カムバック、サーモンなどと思いつつ食べてゆく。

 

どこの部位だろうか、骨もない切り身をもりもり食べてゆく。さすがに脂がしつこいので途中で飲む味噌汁がありがたい。漬け物の小鉢も楽しみつつ、食事はすすむ。

 

身をすっかり食べ終えてもごはんはまだ残っている。そう、待望のサーモンの皮タイムです。香ばしく焼き目のついた皮を分割して、ごはんに巻いて食べれば至福のひと時。

 

子どものころは、塩っぱい塩鮭が弁当に入っていたな。いつからかサーモンが多く輸入され、禁断だった生食ができるようになった。本当コールドチェーンに感謝だね。

 

日本の国魚は錦鯉だという。その美しさから珍重されるだろうけど、親しみやすさから鮭でもいいのではないか。まあ、ブリ派、マクロ派など、収拾がつかないかな。

 

ごちそうさまでした。