今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

麺喰らう(その 883)肉スペシャルそば

 

 

スペシャルフラッグと聞いてすぐに何か答えられる世代は、もう50歳を超えるだろう。昭和末期のナムコのゲームの隠れキャラで、作品を超えて登場するのがミソ。

 

ラリーXに始まりゼビウスカイの冒険源平討魔伝などなど世界観を問わずに出現する、いや隠されている旗のキャラで、黄色い三角形の横に「S」の文字が描かれる。

 

本日のお昼は肉スペシャルそば。大きな三角のお揚げが旗のようにたなびき、何年かぶりにスペシャルフラッグを思い出す。なるほど、これはスペシャルな盛りつけだ。

 

こちらの肉スペシャルそばは半年ほど前に1回食べており、そのとき「スペシャル」の語のもつ印象についてひと通り思いを巡らせたけど、今回はナムコを思い出した。

 

https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2022/10/12/000000

 

やはり、同じものを食べても、食べる側の心もちや体調によって受け止めが違うのだな。比較的安定した外食の味つけは、自らの調子を測るバロメータとして有用だな。

 

ともあれ七味をハラリとふって、まずはツユをゴクリ。かなりミリンのきいた甘いタイプで温度も高く、細めのそばがよく似合う。先に白身をツルリと飲んでしまおう。

 

メインの肉は、キシキシとほどよい歯ごたえを残しつつ、そばになじんでいる。お揚げは豪快な見た目とは異なり繊細に甘く、ワカメもぬらぬらとアクセントをくれる。

 

後半戦に入り、少し半熟になった黄身を破り肉にからめればすき焼き風でおいしい。スペシャルの名に恥じないそばを堪能しつつ、ゲームに熱中したあの頃を思い出す。

 

自ら隠れキャラを探すというより、ファミマガファミ通、攻略本を見ながら確認するといった感じだったなぁ。でも、フラッピーはなんとか自力でクリアしたっけ。

 

体の体力は親のつくる食事と部活で出来上がったけど、心の体力づくりにはゲームを介した友達との交流も大いに貢献したよなぁ。などと懐かしみつつ、キレイに完食。

 

ごちそうさまでした。