今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 589)豚肉とイカゲソとたっぷり九条葱の広島風お好み焼き in 成城石井

 

男子たるもの、ソースの焦げた匂いには弱い。うなぎは匂いで食わせるというけど、粉もんもソースの香りで食いたくなる。屋台の焼きそばがその最たるものであろう。

 

しかし、ソースwith粉もんはあまり映えない。全体に茶色がかっていて、青のりや紅生姜、マヨネーズが差し色だけど、絵面が地味になのは否めない。おいしいのに。

 

さて、本日はお高めスーパーとしてしられる成城石井のお惣菜。キャベツたっぷりがうれしい広島風お好み焼きです。広島焼きなどというと、地元の人が怒るやつです。

 

生地に具材を混ぜ込んで焼く関西風に対して、生地、キャベツ、麺類、玉子が層を織りなす広島風。自宅での再現性という点において、広島風は買ってきたほうが早い。

 

乱暴な言い方をすれば、広島のはほぼキャベツ焼きそばなんだけど、蒸されて容積を失ったキャベツはしっとりしておいしい。ワクワクしながら、レンチンを終える。

 

蓋をあければ、ふわりと漂うカツオブシの香りがたまりません。玉子の下には細いソース焼きそば、さらにキャベツが控え、一番下の生地にはイカが練り込まれてます。

 

九条葱の風味、ソースの刺激、キャベツの甘み、イカの旨み。整然としたレイヤーながら、口内の刺激は多種多様で、まさに好みのままに食べられます。ビールに合う!

 

大学の近くに広島風お好み焼きの店があったなぁ。麺は何玉でも同価格なんだけど、食べ切らないとペナルティがあるとかで、いつも日和って1.5玉にしたもんだ。

 

広島で食べたお好み焼きはおいしかった。土地の空気感もあるけど、見事なコテ捌きに見惚れたもんだ。次の機会があれば、寒い季節に、カキ入りを食べに行きたいな。

 

ごちそうさまでした。