今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 111)自家製・豚のしょうが焼き

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新婚当時に買ったレシピブック、コンビニで千円もしなかったけど、20 年近く使っている。クックパッドなんかなかった時代に重宝した。


野菜の切り方やダシのとり方など料理のイロハをさまざま学んだナ。お気に入りはブリの照り焼きと豚のしょうが焼き、ハイ、間違いない味です。


これらの味つけは、しょう油、みりん、酒を混ぜとけの精神です。甘みってみりんで出るんだと感心した若き日を思い出すなー。


ちなみに、しょうが焼きのタレは三つを同じ分量、しょうがのチューブをお好みで追加してよく混ぜるだけ。超イージーなのにハズレなし。


さて、玉ねぎをアメ色まで炒める。ネコノヒーでもネタになっていたけど、今どきの若い子はアメ色ってわからんよな〜私の中ではカンロ飴色。


玉ねぎを端に寄せ、ごま油を軽くしいて豚肉を焼く。両面白くなったら玉ねぎの上に積んでいく。にわかにフライパンが賑やかになる。


肉が焼きあがったら、タレを回しかけ、ザッと混ぜ合わせる。最初に焼いたのは気持ち火が通り過ぎるけど、豚肉はよく焼くのに越したことない。


おっと、味見も忘れずに。ビールを用意して、アチアチをひと口。うまいっ、あついっ、うまいっ、喉ごしぃ〜って感情が刹那に行き来する。


さて、大皿にキャベツ、トマトを盛りつけ、肉を崩れないように積み上げてゆく。最後に玉ねぎとタレを回しかけて、メインディッシュの完成。


家族と争うように食べる。うん、おいしい。ボンカレーと一緒で、これはどうつくってもうまいのだ。ご飯がすすむし、ビールもなおのこと。


トマトはちょっと青臭くて清涼感がいいね。キャベツはタレがしみて、何よりのドレッシングになっている。甘くなった玉ねぎは名脇役だナ。


こういうのは大皿がいいな。何というか、前半の勢い、中盤の駆け引き、終盤の睨み合い、って感じでサ。遠慮のかたまりは育ち盛りの口に。


ふう、オジサンの自己満足かもしれませんが、料理中の味見晩酌は何よりのストレス解消になるなぁ。また、頼むぜレシピ本!


ごちそうさまでした。