今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

定食春秋(その 591)マスターコース in 宝生寿し at 金沢

 

金沢で寿司。贅沢な響きであり、普段の食生活からはかけ離れている。ケの日といえば、そばを啜ったり、菓子パンをかじったりだけど、たまにハレの日があっていい。

 

猛暑のもと墓参りを終え、ダメもとで人気寿司店に足をのばす。各種ガイドブックに紹介されている名店で、地元ながら初めての挑戦で、見事にカウンター席をゲット。

 

築百年超の町家を改築した店内は趣きがあり、客層も家族連れ、若いカップル、スナックママ風の和服女性など多彩である。生ビールを飲みつつコースの三品をつまむ。

 

テレビには高校野球が映り、いわゆる老舗の怖さはない。タクシーの運転手さんもたまに出前をとるというし、地元に愛され、観光客もひっきりなしにくる理想の流れ。

 

そして、さすがに古都金沢。生サーモン、天ぷら、煮カレイなど、先付け三品はどれも美しく、もちろんおいしい。ダシがきいていて、懐かしくも、上品なお味です。

 

そして、にぎり九貫。説明を受けたけど、ランチビールの影響か失念しました。覚えているのは下段右から二つ目のノドグロ。皮目が香ばしくクニクニとおいしかった。

 

もちろん、名前はさておき、どれもおいしい。白身が多いのがいかにも北陸ですね、江戸前とは種類が異なります。シャリが少なめなので、ペロリと平らげました。

 

デザートは醤油アイス。こちら大野は日本五大醤油蔵の1つなので、地元の醤油を使っているかな。ほんのり茶色で、みたらしのように甘塩っぱくて、当然においしい。

 

お盆だから、四つ足のものは食べない。などというと古い考えのようだけど、食文化の1つではありますね。まあ、このあと8番ラーメンを食べに行くのだけど(笑)。

 

ごちそうさまでした。