今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

麺喰らう(その 949)にら担々麺

担々麺の定義とは。そう聞かれるとわかっているようで戸惑う。欠くことができないのは、辛みか、胡麻ペーストか、はたまた肉そぼろか。海原雄山ばりに自分に問う。 典型的なのは、細めのストレート麺で、具材は肉そぼろと青梗菜、辛みのある醤油スープを胡麻…

麺喰らう(その 948)完全メシ 日清焼そばU.F.O. 濃い濃い汁なし担々麺

未来の食事に憧れた。のび太が食べた22世紀のお菓子、アムロが食べた謎の青いペーストなど、幼い頃にみたアニメでは未来は地続きであり、ワクワクしたものです。 inゼリー、カロリーメイトなどの栄養機能食品や、各種サプリなど合理的に栄養をとれるモノは増…

麺喰らう(その 947)そば屋の中華そば in 濱そば

街角のそば屋でラーメンを食べるのが好きだった。背脂だのWスープだの、そういった進化とは縁のない、素朴な醤油ラーメンが、歳をとった胃にちょうどよいのだ。 「だった」と書いたのは、ラーメンを出す街そば屋さんが減ったからである。それでも立ち食い系…

定食春秋(その 627)豚もも肉のバーベキューソース炒め定食

バーベキューという言葉を知ったのは、サッポロポテトバーベQ味である。かっぱえびせんの姉妹品のサッポロポテトに、チキンやビーフのエキスを練り込んである。 独特の形状は、炭火で網焼きにしたイメージなのだろう。幼いころは、これがバーベQの味なのだ…

麺喰らう(その 946)半ラーメン+半チャーハン

ご飯のお供は何がいいか、との議論は尽きない。いくら、明太子、鶏卵などの卵軍、のりたま、ゆかり、味道楽などのふりかけ軍、ストレートに各種のおかず軍もある。 もちろん育ってきた環境が違うから、千差万別でよいのだ。ここで「白米はそのままがおいしい…

定食春秋(その 626)inゼリー&inバープロテイン

ふと気づけば、ウイダーinゼリーがいつのまにか inゼリーになっている。調べると2018年からというから、ずいぶん前のこと。その間、気づかなかったのも何だな。 もともと森永の独自開発だけど、米国のボディビル関連のウイダー社と提携していたので、ブラン…

定食春秋(その 625)麻婆豆腐丼

麻婆豆腐はおいしい。ひき肉の旨み、豆腐の甘みをピリ辛の餡がまとめ上げ、ごはんのお供としてかなり優秀である。しかし、改めて麻婆ってどういう意味なんだろう。 麻とは、中国語で顔にできる天然痘の傷あと、あばたのことをさす。あばたのある陳お婆さんが…

麺喰らう(その 945)特上カップヌードル

どうして期間限定商品にひかれるのだろうか。人気商品になると、行列したり、何軒も探したり、最近では転売屋問題もある。日本人の気質といえば、そんな気もする。 運よく手に入れてお気に入りになったとしても、期間が過ぎれば手に入らないのだ。特に嗜好品…

定食春秋(その 624)ミックスサンド&グリーンスムージーONEDAY in ローソン

セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン。いつの間かコンビニは三国時代になっている。デイリーヤマザキ、セイコーマート、ミニストップなどもあるけどね。 正直、私にとってどこも大差なく、通り道にあるので「便利だから」という、コンビニの原点のよ…

定食春秋(その 623)自家製・豚肉の生姜焼き

結婚するまで、ほとんど料理をしてこなかった。一人暮らしのころ自炊といえば、鍋から食べるサッポロ一番塩ラーメン、醤油と味醂の炊き込みご飯など、悲惨だった。 結婚を機にコンビニで買った500円の料理本。調理器具の使い方や手入れ法、下ごしらえや保存…

麺喰らう(その 944)自家製・きのこのスパゲティ

きのこ。漢字だと木の子なんて書くけど植物ではなく菌類である。木だけでなく、動物のフンや死骸からも生えてくるけど、最近は栽培物が多く、安定して供給される。 さて、食欲の秋なので、なんとなくきのこ料理をつくる。つい松茸のハイシーズンに引っ張られ…

定食春秋(その 622)国産鶏むねカツ定食

鶏料理で一番好きなのはささみの唐揚げである。子どもの頃、唐揚げといえばささみだった。少しパサついたささみが衣で包まれ、醤油を垂らすと非常においしかった。 両親が鶏を好きでなかったこともあるし、節約料理だったのかもしれない。しかし、刷り込みと…

麺喰らう(その 943)明日葉天そば in 万葉そば

昭和の頃と比べ、野菜はおいしくなった。テレビをみても、ふた言目には生で食べて「甘〜い」「みずみずし〜い」と叫んでおり、品種改良や栽培の工夫に頭が下がる。 特にピーマン、ほうれん草、春菊などの緑黄色野菜は進化が早い。幼い頃に悶絶したエグみや苦…

麺喰らう(その 942)天ぷらそば

立ち食いそばが好きである。気軽にふらっと立ち寄り、気分に合わせて季節ごとのメニューを楽しむ。店ごとに、食券や現金払など作法が異なるのがドキドキするけど。 しかし、最近は純粋な立ち食いは少なくなり、スツールやテーブル席を揃えている店が多い。そ…

定食春秋(その 621)かつおのたたき丼 in なか卯 as 減塩クエスト5

少し前に、外国人YouTuberが日本の飲食チェーンを腐す記事を読んで、複雑な気持ちになった。舌が合わないことと、おいしくないということはまったく別物だろう。 育ってきた食環境が違うから、好みが分かれるのは当たり前である。チェーン店は、好みはともあ…

麺喰らう(その 941)肉そば in 豊しま

関東と関西の食文化の違いは大きい。硬水と軟水、武家と公家、血縁と地縁。さまざまに対比されるけど、原因は複合的であり、関ヶ原あたりが境界線なのも面白い。 そんな違いの1つが「肉」。肉じゃがやカレーに入る肉が、一般に関東では豚、関西では牛なのだ…

定食春秋(その 620)イクラ入海鮮丼定食

ソ連からロシアになる頃、ペレストロイカだの、グラスノスチだの、ロシア語をよく耳にした。隣国なのに東西に広いこともあって、ウクライナ戦争は遥か遠く感じる。 プーチンだって来日した頃は、柔道好きで安倍首相との関係もよかったので、かなり歓迎ムード…

定食春秋(その 619)豆とチキンのカレー

豆類を挙げよ、と言われてスラスラと思い浮かばない。かろうじて出るのは大豆、小豆、えんどう豆あたりで、あとは少し悩む。もやしは豆というより野菜の類いだし。 枝豆を思い出すものの、あれは完熟前の大豆だとか。さらに調べると、ナッツは木になる果実だ…

麺喰らう(その 940)しょうゆうどん(冷小)

そばっ食いの私ですが、たまにうどんが恋しくなる。ツルツルしたうどんを喉で味わいたいときは、シンプルなほうがありがたく、温かいかけや冷たいぶっかけがいい。 で、最もシンプルな「しょうゆ」を選ぶ。茹でたてのうどんにを醤油をかけただけのシンプルな…

定食春秋(その 618)鶏肉の香り揚げ定食

華僑の街中華。定食メニューが華やかで何度行っても悩んでしまう。体調、天候、直近に食べたものなどに左右され、思考もブレブレです。で、本日は鶏肉の香味揚げ。 鶏の唐揚げっぽいですが、中国語では香酥鶏と書き、鶏の香りサクサクといった意味合い。写真…

麺喰らう(その 939)朝得そば in 相州そば

久しぶりの相州そば。季節メニューが豊富だし、カレー南蛮も抜群においしいし、何を食べようか悩んじゃう。こんなときは初心に立ち返って、朝そばにするのが吉。 PASMOで支払いをして、水を汲んでいるうちにやってくる朝そば。このスピード感こそ、立ち食い…

定食春秋(その 617)ねぎ塩牛カルビ丼小盛 in 吉野家 as 減塩クエスト4

減塩クエスト第4弾、まだみぬメニューを求めて吉野家へと。吉野家の牛丼はダシがきいているからか意外に塩分が少なく、2g前半でも、嬉しいくらい選択肢がある。 牛丼小1.9 豚丼小1.5 豚丼並2.3 豚丼アタマの大盛り2.4 ねぎ塩豚丼小2.4 ねぎ塩牛カルビ丼小1.…

定食春秋(その 616)平政刺身定食

平政、ヒラマサ。字面から俳優の六平直政さんを思い浮かべるけど、あくまで私の心象風景であって、まったく関係はない。イメージとしては、何からの白身魚と思う。 無骨な字面にひかれて注文するも、いったい何を食べるのか気になって調べれば、アジの仲間な…

定食春秋(その 615)納豆朝食 in やよい軒 as 減塩クエスト3

減塩クエスト第3弾はやよい軒。栄養成分表をじっとみつめる。味噌汁つきが多く、定食類は総じて塩分が多い。お子さまカレーが抜群の低塩ですがさすがに頼めない。 納豆朝食 1.9g しらすおろし朝食 2.4g 塩分が2g前半なのはこの辺り。朝食メニューをみると、…

麺喰らう(その 938)もち入りラーメン

昔ながらの醤油ラーメンといわれて、思い浮かべるものは人それぞれである。実家は外食をしない家なので、スーパーの生ラーメンこそが私にとっての思い出である。 鶏がらとポークエキスの入った醤油スープに、黄色いちぢれ麺が泳ぎ、具はゆで卵、ほうれん草、…

定食春秋(その 614)新さんまの塩焼き定食

食欲の秋、天高く馬肥ゆる秋。さんまの塩焼き定食をみつけ、一年大過なく無事に過ごせたことに感謝する。大衆魚から高級魚になりつつあるけど、食べておかないと。 さんまを好むようになったのはいつ頃だろう。20代のとき連れて行かれたスナックで食べたさん…

定食春秋(その 613)シャキシャキレタスサンド&グリーンスムージーONEDAY in ローソン

サンドイッチというと、遠足のときのお弁当を思い出す。耳を落とした薄切りの食パンに、いちごジャム、ハムきゅうり、たまごが挟まれ、色とりどりでおいしかった。 戦中生まれの母が何をみて作ったかはわからないけど、ツナマヨがまだない時代、カツサンドも…

定食春秋(その 612)Wで選べる玉子かけごはん with とろろ in 松屋 as 減塩クエスト2

減塩クエスト第2弾。みんなの食卓でありたい、松屋へやってくる。松屋といえば充実の定食ラインナップと、カレーだろうとデフォルトでついてくる味噌汁である。 本来嬉しいサービスだけど、減塩志向には難敵である。味噌汁の塩分は1.5gあるので、味噌汁を残…

定食春秋(その 611)カツオ丼定食

「おれのカミソリシュートは二枚刃よ!」とは、キャプテン翼の早田くんの台詞である。キーパーの手前で鋭く曲がるカミソリシュートを止められたのち、こう叫んだ。 何のことはない、右だけでなく左にも曲げられるというのがオチなんだけど、二枚刃ってそうい…

麺喰らう(その 937)かれー南ばん

インドが国名を英語の「インド」からヒンディー語の「バーラト」に変更するかもしれないとか。大叙事詩「マハバーラタ」にもその名の残るバラタ族が語源とか。 植民地時代からの決別と、絶大なブランド力のあるインドの名との板挟みだろう。インド映画RRRを…