今日も 来て しまった

おいしく食べて、温かい布団で眠る。しあわせのかたちを考える日々の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

麺喰らう(その 936)とん汁うどん

春先に食べた市場めしがおいしかった。一期一会、気になるものを順番に食べようと誓ったものの、どこの駅からも遠いので、徒歩派としては猛暑の夏は行けなかった。 チャーシュー麺 https://socius-lover.hatenablog.com/entry/2023/04/09/000000 カレーそば …

定食春秋(その 610)BLTサンド

いつの間にかBLTサンドときいて、ベーコン、レタス、トマトとわかる自分がいる。少なくとも学生のころは知らなかったし、21世紀に入ってから見知ったのだろう。 Wikipediaの記事は思ったより長く、米英での人気が書いてある。トマトの収穫期の夏の食べ物らし…

麺喰らう(その 935)もりそば

そばはもともとファーストフードである。気の短い江戸っ子が、屋台でサッと食べるものであり、寿司や天ぷらも同様だった。しかし、なんでも長く続くと権威化する。 そば、寿司、天ぷらはいずれも日本料理の代表となり、押しも押されもせぬ老舗ができて、当然…

定食春秋(その 609)鶏肉飯(ジーローハン) in 松屋

松屋が台湾フェアを行っている。むろん私のアンテナに引っかかるのは、百貨店ではなく牛丼の松屋である。現地に開店して5周年を記念しているとか、おめでたい。 第1弾は鶏肉飯(ジーローハン)。寡聞にして知らなかったけど、台湾グルメの定番らしい。茹で…

定食春秋(その 608)ローストビーフ重 in なか卯 as 減塩クエスト

減塩生活を楽しむべく、減塩クエストを開始する。まずはよくいくチェーン店の栄養成分を調べて、塩分少なめのメニューをピックアップしてみよう。第1弾、なか卯。 ローストビーフ重 2.0g チーズ牛丼小盛 2.1g かつおのタタキ丼 2.3g 親子丼小盛 2.2g とろた…

麺喰らう(その 934)台湾まぜそば

台湾出身の郭さんが、台湾で食べた担仔麺(タンツーメン)にヒントを得て考案したのが台湾ラーメン。唐辛子とニンニクをきかせたひき肉がたっぷりの名古屋めし。 台湾ラーメンが評判になると具材のひき肉は「台湾ミンチ」と呼ばれるようになり、ほかの料理に…

麺喰らう(その 933)味玉ら〜めん with ライス

敵に塩を送る。戦国時代に内陸の甲州は塩がとれず、今川や北条による塩留めに苦しんだ武田信玄に、越後の上杉謙信が塩を送ったという逸話からくる言い回しである。 今ならば、経済制裁とその対策のような話ですね。実は謙信も塩を送ったわけではなく、禁輸せ…

定食春秋(その 607)中華丼

食事のたびに減塩のことばかり考えてしまう。まあ、毎日ラーメンを食べるわけでもなく「なるべく塩っけのないほうへ」という努力目標程度に考えると気が楽である。 本日は中華丼。ネットで調べた標準的なレシピだと塩分2.72gだから、意外に少なめです。中華…

麺喰らう(その 932)朝うどん in 箱根そば

そば派、うどん派は意外と争いが少ない。これがきのこ派、たけのこ派ならば血で血を洗う惨禍が起きるけど、そば派、うどん派は主張を心にとめおいて過ごしている。 ひとえに、たいがいのメニューが「そば、うどん」両方選べるという特性にあるだろう。まあ、…

定食春秋(その 606)ハモの天ぷら定食

ハモ? ああ、京都の食べ物だよね。一見さんお断りの店で、湯引きで出てきそうなやつ。淡水魚か海水魚かも知らないけど、はんなりとしたお味なんでしょうねえ。 はっきりいってハモに関する知識がない。 定食屋さんの日替わりにハモを見つけ、食べたことあっ…

麺喰らう(その 931)ホクホク馬鈴薯のかき揚げそば in よもだそば

ポテトそば。かつて、そばにフライドポテトをのせた斬新なメニューがあった。カレーかつ丼やタピオカそばなど、個性派で知られる富士そばが期間限定で出していた。 もともとは西の雄・阪急そばが始めたとされるポテトそば。完全にイロモノ扱いされていたけど…

定食春秋(その 605)本日の日替わりカレー(じゃがいも&玉子)

じゃがいもは南米アンデス原産であり、大航海時代にヨーロッパへ伝わり、その後東南アジア経由で日本へもたらされた。ジャガタラからきた芋だから、じゃがいも。 飢饉に備える需要はあれど、本格的に広まったのは明治以降で、肉じゃがのような和食や、コロッ…

定食春秋(その 604)源おにぎり(国産真さばの塩焼き&ツナマヨ) in オリジン弁当

食欲はあるのに食べるのが面倒くさい。食事という楽しみを放棄すると、当然人生が味気なくなるので、スランプの理由を考えてみると、すぐに思い当たる。塩だ、塩。 アラフィフともなるといろいろガタがきており、さまざまな検査を受けるわけで、医師に指摘さ…

定食春秋(その 603)麻婆豆腐丼

長い人生、食事が面倒なときもある。食欲がないわけではなく、ちょっとしたスランプというか、手間をかけたくない。そんなときは、丼ぶりものをかきこむに限る。 例えば麻婆豆腐定食ならレンゲで麻婆を食べ、箸に持ち替えて白米を頬張る。再びレンゲに持ち替…

麺喰らう(その 930)大ざる

「ざるそば、大盛りで」と頼むと、注文が「大ざる〜」と復唱される。まったくもって正しいけれど、大ざると聞くとサイヤ人をつい思い出す悲しきアラフィフ世代。 実際に「大ざる」と検索すると、普段の検索傾向のせいかベジータばかりが結果に出るのでさほど…

定食春秋(その 602)チーズバーガー

テリーマンといえば、キン肉マンのタッグパートナーとして知られ、靴の紐が切れるたびに仲間に悪いことが起こることで有名である。ともあれ人気の正義超人なのだ。 キン肉マンという作品は、初期は特に作風が安定しておらず、テリーマンも子どもを足蹴にする…

麺喰らう(その 929)昔ながらの醤油ラーメン in 富士そば

最近になって、ラーメン発見伝を読んだのでラーメン界隈が気になっている。基本的においしければなんでもいいとのスタンスですが、ラーメンの進化には頭が下がる。 食材や調理法だけでなく、ビジネスとしてのラーメン店にも焦点が当てられており、中でも「中…

麺喰らう(その 928)じゃこ大葉トマトの冷製パスタ

イタリア人はパスタに厳しい。「パスタは待つな」という格言があるくらいで、茹でたてにこだわる。カルボナーラに生クリームを使うなんてもってのほかなんだとか。 冷製パスタにしても、水でしめるなど信じがたいらしく、冷製といいつつ常温なんだとか。日本…

定食春秋(その 601)マグロの立田揚げ定食

物の大きさをざっくり伝えるのは難しい。たとえば科学的に厳密だと思うカルテの記載でも、正確なミリ数よりも感覚的にわかりやすい大きさが記述されているとか。 小さいほうから粟粒大、米粒大、小豆大、豌豆大、爪甲大、小指頭大、母指頭大、雀卵大、胡桃大…

定食春秋(その 600)味噌かつ煮定食 in やよい軒

味噌かつを初めて食べたのは、大学に合格して上京するまで、半月ばかりの自由時間だった。せっかく親の転勤で愛知にいたので、名物を食べようと大須へ繰り出した。 外食をしない家庭だったので、愛知に住んだ3年半で名古屋名物を食べたのは、せいぜいスガキ…

定食春秋(その 599)豚の角煮定食

似て非なるもの、がある。水野真紀、水野美紀、坂井真紀、酒井美紀。紛らわしいけどそれぞれ、政治家の妻、踊る大捜査線、絶対綺麗になってやる、白線流し、です。 そんなわけで本日は豚角煮定食。メニューに「東坡肉(トンポーロー)」と書いてあるとおり中…

麺喰らう(その 927)日清焼そば

インスタント焼きそばは、好みが分かれるところである。ペヤング、UFO、一平ちゃんの三強に、やきそば弁当やごつ盛り、各種プライベートブランドが林立する。 しかし、私が一番好きなのは「日清袋焼そば」である。湯を沸かし麺を煮て、水気がなくなる頃に粉…

麺喰らう(その 956)冷やし海藻三昧そば in 相州そば

オジサンにとって立ち食いそばの期間限定メニューは、季節感を味わうキーワードである。温冷だけでなく、旬の素材を活かして各店趣向を凝らして楽しませてくれる。 箱根そばの豆腐一丁そばのように翌年に再会できる定番もあれば、売り上げが微妙だったのか結…

麺喰らう(その 955)めっちゃコーン天そば in めとろ庵

今まさに、とうもろこしが旬であり、皮ごとレンチンすればお手軽に食べられる。幼い頃の夏休みに、寸胴鍋で茹でたとうもろこしがオヤツに出たっけ。なつかしいな。 でも普段のとうもろこしは缶詰めや袋詰めで、色や食感のアクセントという印象。味噌ラーメン…

定食春秋(その 598)サバの一夜干し焼定食

一夜干しってなんだ? 干物界隈は知らない言葉が多いね。先日食べた文化干しは、天日ではなく冷温風機による干物だったけど、すると一夜干しは夜干したものか。 本来の語義でいうと、その通りらしい。直射日光ではなく、涼しい夜風にあてて乾燥させる。最近…

定食春秋(その 597)天丼

いきなりですが、三大丼ぶりを決めるならば、カツ丼、牛丼、天丼ではないか。親子丼は印象が薄く、鰻丼はややお高い。海鮮丼は具材がバラエティに富みすぎる。 ボリュームとインパクトのカツ丼、親しみやすさと満足感の牛丼、歴史と伝統の天丼と三者三様に魅…

定食春秋(その 596)ラムカレー

日本語は母音が少ないからか、同音異義語が非常に多いとされる。荒天と好天なんて真逆の意味なのに同音なんだから、日本語ネイティブでよかったとしみじみ思う。 本日はラムカレー。臭みの少ない、若い羊肉のカレーですが、この「ラム」だってカレーが語尾に…

麺喰らう(その 954)冷し越前おろしそば

福井名物というと、メガネが思い浮かぶ。しかし、正確には「鯖江市」名物であり、福井全体を代表するとはいえない。愛知名物をトヨタ車というくらい違和感がある。 福井には越前カニに代表される海鮮や、ソースカツ丼のような変化球もあるし、恐竜の化石が多…

定食春秋(その 595) ハムとたまご with グリーンスムージー ONEDAY at ローソン

夏バテ気味で食欲のないランチタイム。何か胃に入れておかないと午後の仕事がもたないので、ローソンにて思案する。カップ麺は重いし、おにぎりにでもしようかな。 狭い通路を回遊すると、ナチュラルローソン扱いのグリーンスムージーを発見する。これ、おい…

麺喰らう(その 953)自家製・なみえ焼きそば

新宿で福島フェアが行われると聞きつけ、うきうきと出かける。地ビールや会津カツ丼に長蛇の列ができ、イカ人参などおつまみセットで午前からご機嫌にやっている。 伝統的なお菓子やミニチュアの赤べこも売っていて、それなりに盛り上がっている。福島といえ…